14日のシンガポール航空国際C(星G1)で悲願のG1制覇を果たしたものの、血液検査で陽性反応が出たため、現地に足止めされていたコスモバルク(牡5、北海道・田部和則厩舎)が、再検査の結果、陰性であることが判明。25日に無事帰国できることとなった。
 
 しかしながら、ここから現在出走予定の宝塚記念まで、どれほどの調整ができるだろうか。検疫に入っては調教もできない。しかしこれはルールなので、仕方の無いことなのだが、思い通りに調整できないというのは、本番での怪物退治に大きな影響を与えそうだ。

 地方の怪物と中央のエリート達との戦い。古くはハイセイコーから語り継がれ、今のコスモバルクに至る。
 大井の怪物ハイセイコーは、宿敵タケホープに借りを返し、栗毛の天才タニノチカラに完敗し引退した。
 笠松の怪物オグリキャップは、白い稲妻タマモクロスに雪辱を果たし、戦友イナリワン、スーパークリークと激闘を演じ、次世代を担う若武者メジロライアンを倒して引退レースを勝利で飾った。
 
 彼らの周りには、常に時代を象徴する強力なライバルが存在した。だから我々は記憶するのだろう。彼らの勇姿を。
 
 そして現代。コスモバルクのライバルには、ディープインパクトという名の、時代を象徴する名馬が存在する・・・。
 

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