マイルチャンピオンシップ(GI京都芝1600M)枠順確定!!
2005年11月18日 ホースレース1 1 ラインクラフト 牝3 54.0 福永祐一
1 2 アドマイヤマックス 牡6 57.0 武豊
2 3 ウインラディウス 牡7 57.0 田中勝春
2 4 ローエングリン 牡6 57.0 横山典弘
3 5 ハットトリック 牡4 57.0 ペリエ
3 6 ビッグプラネット 牡3 56.0 和田竜二
4 7 アズマサンダース 牝4 55.0 藤岡佑介
4 8 ダンスインザムード 牝4 55.0 北村宏司
5 9 バランスオブゲーム 牡6 57.0 木幡初広
5 10 マイネルハーティー 牡3 56.0 安藤勝己
6 11 タニノマティーニ 牡5 57.0 須貝尚介
6 12 ダイワメジャー 牡4 57.0 ルメール
7 13 サイドワインダー 牡7 57.0 松永幹夫
7 14 デュランダル 牡6 57.0 池添謙一
7 15 テレグノシス 牡6 57.0 勝浦正樹
8 16 キネティクス 牡6 57.0 小牧太
8 17 リキアイタイカン 牡7 57.0 武幸四郎
8 18 アルビレオ 牡5 57.0 岩田康誠
有力馬分析
【ラインクラフト】
今年の三歳牝馬世代はアイドル揃い。その中の一頭、ラインクラフトは、前走2000Mという、距離適正や気性を考えると不安要素はあったものの、道中掛かりながらもエアメサイアにクビ差二着と粘ったところを見る限り、能力だけであそこまでやってくれたという印象。相当の大器と見て間違いは無いだろう。去年は同じ三歳牝馬という立場でダンスインザムードが二着したという事実からも、チャンスは十二分にある。ライバルであるエアメサイアが前走エリザベスで五着と人気を裏切ったことから周囲からは世代の低レベル説が流れたが、そのような考えはいたってナンセンスである。この馬自身の能力を見ていただきたい。
【アドマイヤマックス】
今年の春のスプリントチャンピオン。左周りのほうが明らかに良いというのは目に見えていることだが、ここではそのような事をいっているようでは勝ち目は無い。前走のスプリンターズSではあの香港最強馬、日本最強マイラーに次ぐ三着と大健闘。心身ともに充実しているのだろう。歳を重ねるごとに馬の距離適正というのは衰えと共に狭くなっていくものだが、この馬に関しても言えることかもしれない。若い頃は1800M前後でもバリバリ活躍していたが、ここ最近は1200M付近がこの馬にとってベストの距離になっているのかもしれない。しかし、前走の体調を維持できていればチャンスはあるだろう。
【ウインラディウス】
前走富士Sを今季絶好調のタニノマティーニ相手に快勝した馬だが、この馬の一番の不安はやはり輸送だろう。今まで成功した例はあるのだろうか、と考えさせられるほどの輸送不振。精神的な面がどう変化しているか分からないが、レース前のパドックでどのような様子で歩いているか注意深く見る必要がありそうだ。
【アズマサンダース】
個人的に一番怖いと思っている馬がこのアズマサンダースだ。去年の暮れから新たに藤岡ジョッキーとコンビを組み始めたのだが、そのコンビで見事今年一月の京都牝馬Sで「最強の一勝馬」の汚名を返上したのだ。その後は長い休みに入り十月に府中牝馬Sで復帰戦を戦い、着順こそ不甲斐無い結果に終わったが、ここでは容易く負けてほしくは無い。調教も問題なく順調にこなしてきたようだ。馬券的には非常に興味深い一頭だろう。
【ダンスインザムード】
去年このレースで二着した女傑であるが、今年は馬が変わったような成績を繰り返していた。しかし、一変して馬が変わったようにすばらしいレースをした日があった。前々走にあたる府中牝馬Sだ。あのレースでは鞍乗の北村騎手がこの馬にとっては初の試みかもしれない後方待機という形でレースを進めたのだが、上がり32.7という脅威的な爆発力を発揮していた。馬が走ることに対して意欲を出し始めたのである。「あの様子なら前で競馬させてやっても良かったな」と藤沢調教師は語った。案の定、天皇賞でも抜群の粘り足をみせ三着と、完全復活をアピールした。距離が得意であろうマイルに変わり、さらに期待は高まる。馬体は写真で見るとやや細く映っているようだが、これまでの使われっぷりから、これは想定内。名刀を圧し折るような圧倒的な粘り足を期待したい。
【ダイワメジャー】
去年の皐月賞を圧勝したクラシックホースだが、喉鳴りの影響で今年は成績が安定せず、不安が残る馬だが、関屋記念二着、毎日王冠五着と、喉鳴りという大病と戦いながら近走すばらしい成績を上げている。「まだ喉が気になる」と手術をした後にこんな言葉も聴かれたが、回復に向かっているのも事実。血統も今大暴れしているSS×ノーザンテーストという配合で、非常に魅力的だ。調教の動きなどからも、調子はぐんぐん上っているとのことで、ここは期待したい。本気で走れれば能力はトップクラスのはずだ。
【サイドワインダー】
この馬もこの秋復活を遂げた個性豊かな馬。父親がトニービンだけに京都GIは厳しいのではないかと思うが、この秋の充実振りはそんなジンクスも跳ね返してくれそうなほどの勢いが感じられる。母親も重賞で随分と活躍した馬で、血統的な魅力もある。今年最後の松永ジョッキー、ここも大注目。ファンとしては応援せざるを得ないすばらしいコンビだ。
【デュランダル】
今年同レース三連覇がかかる日本競馬界現役最強マイラー。この馬の今までの苦労は本当に頭が下がるような思いである。爪との戦いはまだ終わってはいないものの、牧場スタッフや厩舎スタッフの懸命な努力からこの馬は復帰に漕ぎ着けた。そして未だ、ファンはこの馬の強さを信じ、前走のスプリンターズSでは復帰戦ながらも香港最強馬に次ぐ二番人気と支持を集め、結果も二着と普通に考えればとんでもないような結果を残してくれた。この馬には「衰え」という言葉は無いのか?と、デュランダルを知る人々はそう思っただろう。そう、この馬に衰えという言葉は皆無に等しいのだ。来年は欧州GIに挑戦させるという言葉も聞こえる。まだ現役でいてくれるのか、とファンとしては心配な気持ちもあるが欧州に行って外国馬を蹴散らして来い、と期待を寄せる思いもある。そんな中、今年は最後の出走レースとなるこのマイルチャンピオンシップで、どれだけの結果を残してくれるのか、来年の欧州挑戦のことを考えれば、絶対にこのレースは落とせない大切なレースとなるであろう。しかし、この馬にとって、ここを勝つということは簡単なことなのかもしれない・・・。
◎ダイワメジャー
○デュランダル
▲アズマサンダース
△サイドワインダー
×ダンスインザムード
1 2 アドマイヤマックス 牡6 57.0 武豊
2 3 ウインラディウス 牡7 57.0 田中勝春
2 4 ローエングリン 牡6 57.0 横山典弘
3 5 ハットトリック 牡4 57.0 ペリエ
3 6 ビッグプラネット 牡3 56.0 和田竜二
4 7 アズマサンダース 牝4 55.0 藤岡佑介
4 8 ダンスインザムード 牝4 55.0 北村宏司
5 9 バランスオブゲーム 牡6 57.0 木幡初広
5 10 マイネルハーティー 牡3 56.0 安藤勝己
6 11 タニノマティーニ 牡5 57.0 須貝尚介
6 12 ダイワメジャー 牡4 57.0 ルメール
7 13 サイドワインダー 牡7 57.0 松永幹夫
7 14 デュランダル 牡6 57.0 池添謙一
7 15 テレグノシス 牡6 57.0 勝浦正樹
8 16 キネティクス 牡6 57.0 小牧太
8 17 リキアイタイカン 牡7 57.0 武幸四郎
8 18 アルビレオ 牡5 57.0 岩田康誠
有力馬分析
【ラインクラフト】
今年の三歳牝馬世代はアイドル揃い。その中の一頭、ラインクラフトは、前走2000Mという、距離適正や気性を考えると不安要素はあったものの、道中掛かりながらもエアメサイアにクビ差二着と粘ったところを見る限り、能力だけであそこまでやってくれたという印象。相当の大器と見て間違いは無いだろう。去年は同じ三歳牝馬という立場でダンスインザムードが二着したという事実からも、チャンスは十二分にある。ライバルであるエアメサイアが前走エリザベスで五着と人気を裏切ったことから周囲からは世代の低レベル説が流れたが、そのような考えはいたってナンセンスである。この馬自身の能力を見ていただきたい。
【アドマイヤマックス】
今年の春のスプリントチャンピオン。左周りのほうが明らかに良いというのは目に見えていることだが、ここではそのような事をいっているようでは勝ち目は無い。前走のスプリンターズSではあの香港最強馬、日本最強マイラーに次ぐ三着と大健闘。心身ともに充実しているのだろう。歳を重ねるごとに馬の距離適正というのは衰えと共に狭くなっていくものだが、この馬に関しても言えることかもしれない。若い頃は1800M前後でもバリバリ活躍していたが、ここ最近は1200M付近がこの馬にとってベストの距離になっているのかもしれない。しかし、前走の体調を維持できていればチャンスはあるだろう。
【ウインラディウス】
前走富士Sを今季絶好調のタニノマティーニ相手に快勝した馬だが、この馬の一番の不安はやはり輸送だろう。今まで成功した例はあるのだろうか、と考えさせられるほどの輸送不振。精神的な面がどう変化しているか分からないが、レース前のパドックでどのような様子で歩いているか注意深く見る必要がありそうだ。
【アズマサンダース】
個人的に一番怖いと思っている馬がこのアズマサンダースだ。去年の暮れから新たに藤岡ジョッキーとコンビを組み始めたのだが、そのコンビで見事今年一月の京都牝馬Sで「最強の一勝馬」の汚名を返上したのだ。その後は長い休みに入り十月に府中牝馬Sで復帰戦を戦い、着順こそ不甲斐無い結果に終わったが、ここでは容易く負けてほしくは無い。調教も問題なく順調にこなしてきたようだ。馬券的には非常に興味深い一頭だろう。
【ダンスインザムード】
去年このレースで二着した女傑であるが、今年は馬が変わったような成績を繰り返していた。しかし、一変して馬が変わったようにすばらしいレースをした日があった。前々走にあたる府中牝馬Sだ。あのレースでは鞍乗の北村騎手がこの馬にとっては初の試みかもしれない後方待機という形でレースを進めたのだが、上がり32.7という脅威的な爆発力を発揮していた。馬が走ることに対して意欲を出し始めたのである。「あの様子なら前で競馬させてやっても良かったな」と藤沢調教師は語った。案の定、天皇賞でも抜群の粘り足をみせ三着と、完全復活をアピールした。距離が得意であろうマイルに変わり、さらに期待は高まる。馬体は写真で見るとやや細く映っているようだが、これまでの使われっぷりから、これは想定内。名刀を圧し折るような圧倒的な粘り足を期待したい。
【ダイワメジャー】
去年の皐月賞を圧勝したクラシックホースだが、喉鳴りの影響で今年は成績が安定せず、不安が残る馬だが、関屋記念二着、毎日王冠五着と、喉鳴りという大病と戦いながら近走すばらしい成績を上げている。「まだ喉が気になる」と手術をした後にこんな言葉も聴かれたが、回復に向かっているのも事実。血統も今大暴れしているSS×ノーザンテーストという配合で、非常に魅力的だ。調教の動きなどからも、調子はぐんぐん上っているとのことで、ここは期待したい。本気で走れれば能力はトップクラスのはずだ。
【サイドワインダー】
この馬もこの秋復活を遂げた個性豊かな馬。父親がトニービンだけに京都GIは厳しいのではないかと思うが、この秋の充実振りはそんなジンクスも跳ね返してくれそうなほどの勢いが感じられる。母親も重賞で随分と活躍した馬で、血統的な魅力もある。今年最後の松永ジョッキー、ここも大注目。ファンとしては応援せざるを得ないすばらしいコンビだ。
【デュランダル】
今年同レース三連覇がかかる日本競馬界現役最強マイラー。この馬の今までの苦労は本当に頭が下がるような思いである。爪との戦いはまだ終わってはいないものの、牧場スタッフや厩舎スタッフの懸命な努力からこの馬は復帰に漕ぎ着けた。そして未だ、ファンはこの馬の強さを信じ、前走のスプリンターズSでは復帰戦ながらも香港最強馬に次ぐ二番人気と支持を集め、結果も二着と普通に考えればとんでもないような結果を残してくれた。この馬には「衰え」という言葉は無いのか?と、デュランダルを知る人々はそう思っただろう。そう、この馬に衰えという言葉は皆無に等しいのだ。来年は欧州GIに挑戦させるという言葉も聞こえる。まだ現役でいてくれるのか、とファンとしては心配な気持ちもあるが欧州に行って外国馬を蹴散らして来い、と期待を寄せる思いもある。そんな中、今年は最後の出走レースとなるこのマイルチャンピオンシップで、どれだけの結果を残してくれるのか、来年の欧州挑戦のことを考えれば、絶対にこのレースは落とせない大切なレースとなるであろう。しかし、この馬にとって、ここを勝つということは簡単なことなのかもしれない・・・。
◎ダイワメジャー
○デュランダル
▲アズマサンダース
△サイドワインダー
×ダンスインザムード
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