とりあえず今日のところは午前イワブチ、午後競馬というなんともワタクシらしい一日wイワブチには以外にも人が沢山来ました。ジャンプロとの熱きバトルで少々疲れ気味の中家へ帰ってTVで競馬観戦。
 本日は盛岡競馬場で行われた中央交流GI伝統の南部杯。時折振る小雨の中、一番人気に押し上げられたのは藤田鞍乗の四才馬パーソナルラッシュ。去年盛岡で行われたダービーグランプリ(GI)では圧倒的な強さを見せつけ同世代のライバルにレコードタイムのオマケつきで勝利していた。しかし今回は相手がその時より格段にアップしている。
 同じく2003年のダービーグランプリを制し、さらには去年の南部杯を砂の王者アドマイヤドンに土をつけ逃げ切りの勝利をおさめているユートピア。鞍乗に武豊を従え、去年のジャパンカップダートで世界を制し、今年大井でGI帝王賞を制覇し、王者アドマイヤドンのいない中、新の王者として戦いに挑むタイムパラドックス。他にも癖のある馬が多く出走した今年の南部杯。文字通りダートマイル最強を決める一戦となった。
 レースは思わぬ波乱の中幕を開けた。一番人気、パーソナルラッシュ、出遅れ。場内がざわついた。レースを引っ張るのはユートピア。絶妙なラップを刻みながら鞍乗の安藤騎手は、ユートピアに彼本来のレースをさせていた。中断あたりに武とタイムパラドックスが不気味に追走する。3コーナーから4コーナーにかけて、パーソナルラッシュがマクリ気味に先行集団にとりつく。つられるようにしてタイムパラドックスと武も動いた。
 依然として先頭はユートピアと安藤勝己。4コーナーを回って最後の直線。ユートピアと他馬との差は一向に縮まらない。
 一頭、ユートピアに近づいた馬がいた。名はシーキングザダイヤ。名牝であり、そして母でもあるシーキングザパールは、今年天国へと旅立った。その息子が、盛岡の地で親子GI二代制覇という夢を叶えようとしていた。母、パールへのせめてもの償である。ダイヤは最後まで桃源郷を追った。しかし、GI制覇は夢のまま終わった。ユートピアの華麗な逃げ切り勝ち。南部杯二連覇というオマケつきである。圧倒、圧勝、華麗、どの言葉も当てはまるような勝ちっぷりだった。二着シーキングザダイヤ、三着タイムパラドックスという結果に終わった。

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